風邪をひいてしまって、咳がひどい。

そしてなかなか治らないので病院へ行くと気管支炎だった。

このようなことは意外とよくあるようです。

 

激しい咳が続くと大量のエネルギーが消費され、身体にも負担をかけてしまいます。

咳は一回するごとに、2キロカロリーのエネルギーを消費すると言われています。

身体の負担をなるべく減らすためにも少し咳が長引いていると感じたら、できるだけ早く病院で対処してもらうことが気管支炎を早く治すことに繋がります。

この記事では気管支炎になった時、「どのくらいの期間で治るのか」というものについてお伝えしていきます。

 

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気管支炎とは

咳をする女性

喉には「食道」と「気道」という2つの官が存在します。

気管支炎は「気道」の下の部分「下気道」より下に炎症が起きている状態を言います。

一般的な普通の風邪の場合は、気道の上の部分「上気道」にウイルスが侵入することにより粘膜に炎症が起きるのですが、この炎症が下気道や、気道と肺を繋いでいる気管に広がることによって気管支炎になってしまいます。

 

気管支炎の検査はどんなもの?

 

急性気管支炎の診断は、一般的には咳と痰の症状を診て判断します。

ですが咳と痰以外にも発熱が長く続いている場合は、肺炎などの合併症の疑いがでてきますので、「胸部X線」「胸部CT」といった検査がおこなわれます。

 

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気管支炎の治療にはどのくらいかかるのか?

診察室の写真

気管支炎には急性気管支炎と慢性気管支炎という種類があり、この二つは原因が異なるため治療法や治療期間も異なります。

 

急性気管支炎

急性気管支炎は突発的に症状があらわれます。

その原因はウイルス感染によるものがほとんどで、主に風邪からの延長で発症します。

主な感染症ウイルスとしては

 

・インフルエンザウイルス

・マイコプラズマ

・RSウイルス

・アデノウイルス

・肺炎球菌

・肺炎クラミドフィラ

 

このようなものが挙げられます。

治療法としては、対症療法が中心となります。

基本的には十分な栄養、休息をとって身体の免疫力を上げて自分自身の体力(自然治癒)で治していきます。

また、薬を使う場合もありますが、この病気の原因になっているウイルスには抗生剤が効かず、気管支炎自体の特効薬というものはありません。

そのため薬を使用する場合は、出ている症状を緩和させるための薬物療法となります。

処方される薬としましては

 

・痰を切る薬

・消炎鎮痛剤

・咳を止める薬

・呼吸をしやすくするため気管支を広げる薬

 

このような薬となります。

また高齢者の方や、なんらかの基礎疾患を持っているような人には抗菌薬が処方されることもあるようです。

これは細菌感染を防ぐためのものとなります。

 

治療期間は人によって、また対処した遅速によって異なりますが、だいたい3週間を超えない範囲で治療可能です。

ですがほとんどの場合、医師の指導のもとでちゃんとした治療をおこなえば1週間ほどで治ります。

 

慢性気管支炎

慢性気管支炎は1年のうち3ヶ月以上、痰のからんだ咳が続く。

またそれが2年以上続いている場合を言います。

慢性気管支炎は急性気管支炎に比べ気管支の炎症は軽く、咳や痛みは少ないのが特徴と言えます。

慢性気管支炎になる主な原因は

 

・アレルギー

・大気汚染

・刺激物や化学物質の吸引

・自己免疫背疾患

・喫煙

 

このようなものがあげられます。

また喫煙や大気汚染が原因によって起こった慢性気管支炎を「慢性閉塞性肺疾患」。

なんらかのアレルギーによる慢性気管支炎を「気管支喘息」と呼びます。

この慢性気管支炎は一度かかると治療困難なもので、数年単位での治療期間を必要とするケースが多くみられます。

特にその原因が自己免疫性疾患やアレルギーによるものだった場合、完治が見込めないといったケースもあります。

 

慢性気管支炎は薬での治療がメインとなっており、症状に合わせた薬が投与されます。

治療としましては、

 

・咳と痰の軽減

・呼吸困難の改善

・症状悪化の予防

 

これを目標におこなっていきます。


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気管支炎になった場合の自宅でできるケア

家の模型

気管支炎は生活習慣をすこし工夫し、気をつけていくことで症状の発症、悪化を予防することができます。

負担にならない程度でよいので、自分自身でもおこなえるセルフケアを継続しておこなっていく事が大切です。

 

風邪、ウイルス感染に気をつける

急性気管支炎では風邪からの延長で発症することが多いです。

従って風邪やインフルエンザなどの感染に気をつけることが大切です。

 

・外出する時にはなるべくマスクをつける。

・外出から帰宅した時は必ず手洗いうがいをする。

・インフルエンザの予防接種をしておく。

 

風邪を予防するのに基本的なことではありますが、実際にやっているか、やっていないかで感染する確率は大きく変わってきます。

 

適度な運動をする

ウォーキングやストレッチといった適度な運動は、肺機能の維持や改善といった効果が期待できます。

毎日続けることによって症状を和らげることにも繋がりますが、呼吸が苦しくなったと感じた場合は無理をせずに休んでください。

 

栄養をとって免疫力をあげる

咳がひどくなると、体力の消耗が激しくなってしまいます。

また食事をとるのが辛くなったりすることもあり、栄養が不足してしまう事態になる可能性があります。

このような場合は、食べれそうなものを少しずつでもいいので食べるようにしましょう。

一回の食事の量を減らして、食事の回数を増やすなどの方法も良いのではないでしょうか。

 

タバコをやめる

タバコは気道の粘膜を傷つけてしまいます。

また咳や痰もでやすくなり、気管支炎の進行を早めてしまうかもしれません。

どうしてもやめられないという方は、一度医師に相談してサポートしてもらいましょう。

 

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気管支炎は何科を受診?

 

耳鼻科や内科でも受診は可能ですが、基本的には呼吸器科になります。

近くに呼吸器科が無い場合は、耳鼻咽喉科に受診することをおすすめします。

 

まとめ

 

このように治療期間としましては、急性気管支炎の場合は3週間以内。

慢性気管支炎の場合は、数年単位となります。

 

また、気管支炎をおこさないためには、自分自身が気をつけていくことが最大の予防となります。

特に小さい子供さんは気管支が発達しきっていないため気管支炎になりやすいです。

粘膜を傷つけてしまう原因となるタバコの煙などには注意してあげましょう。

 

以上が気管支炎の治療期間についての記事になります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。