現代病の一つと言われ、多くの人の悩みの種になっている肩こりですが、肩こりはひどくなると頭痛、吐き気、めまいなどを伴うことがありますよね。

それらの症状の原因が肩首まわりのコリであるのであれば、ほぐすことで改善されるかもしれません。

ですが実はそれらの原因が肩こりでない場合があります。

 

マッサージやストレッチなどで改善を試みるも日に日に症状がひどくなる場合は他の疾患である可能性があるのです。

この記事では頭痛、吐き気、めまいが起きる場合、肩こり以外にどのような病気の可能性があるのが。

また何科に行けばいいのかをお伝えしていきたいと思います。

 

 

肩こりに似た症状の疾患

 

頭痛、吐き気、めまいなどの症状は脳に関係している疾患の可能性があります。

「これは肩こりがひどいせいだろうなー」と自己診断をして放置してしまうと、大変な事態になってしまうかもしれません。

肩こりと思い込んでいたら実は脳出血、くも膜下出血、脳梗塞だったということは実際にあるようです。

ここで肩こりに伴う症状と間違えやすい、頭痛、吐き気、めまいといった症状のでる疾患をみていきましょう。

 

肩こりと間違えやすい頭痛の疾患

 

ひどい肩こりが起きてしまうことによって頭痛が伴うケースがありますが、これは肩まわりの痛みや首筋から後頭部にかけての筋肉がこわばってしまい頭痛が引き起こされます。

ですがそのような症状がないのにも関わらず、頻繁に頭痛が起きてしまっている場合は他の病気にかかってしまっている可能性があります。

 

疑われる疾患としては「脳脊髄液減少症」と呼ばれる、脳脊髄液が漏れて少なくなる病気です。

脳脊髄液減少症は脳脊髄液が減少することで、倦怠感・頭痛といった症状を引き起こします。

この病気の原因は、ダイナミックな尻もち、また事故などによって強い衝撃を受けてしまったことで起こる可能性があります。

そういった経験があり、頭痛が起きている場合は一度医師に相談してみることをおすすめします。

 

また頭痛でも、非常に激しい痛みに伴って「めまい」「吐き気」「しびれ」などの症状がある場合、脳内出血が起こっている可能性があります。

このような時は肩こりの延長だと自己判断せずに一度、神経内科や脳神経外科で診てもらいましょう。

 

肩こりによる吐き気には注意が必要

 

慢性的な肩こりに伴い、よく吐き気が起きる場合は注意が必要です。

病気の予兆である可能性があるからです。

 

吐き気と共に食欲がなくなっている状態になっているのであれば、胃の病気が考えられます。

疑われる病気としては、横隔膜にヘルニアができる「逆流性食道炎」の可能性があります。

横隔膜にヘルニアができている状態になると、肩こりの症状が起きます。

また肩こりに加えて、吐き気、だるさ、食欲がなくなっている場合は一度、総合病院の内科に行くことをおすすめします。

吐き気の症状で考えられる他の疾患として

 

・くも膜下出血

・脳腫瘍

・うつ病

・てんかん発作

・片頭痛

等があります。

 

吐き気がひどい時の対処法

吐き気がひどく、しんどくて横になっている場合は吐いた物が喉につまってしまうと窒息してしまいますので、なるべく横向きの姿勢で寝るようにしましょう。

どうしても仰向けが楽に感じるのであれば、顔だけでも横に向けるようにしてください。

 

嘔吐していまった場合、なんらかのウイルス性の風邪の可能性もありますので、嘔吐物はすぐに片付けるようにしましょう。

嘔吐した後に口が気持ち悪い場合は、炭酸水、レモン水、氷水などでうがいをすると口の中がさっぱりします。

また食事ができないような場合は、少しずつでいいのでこまめに水分補給をしてください。

 

めまいから考えられる病気

 

めまいには種類があり、主に二種類に分けられます。

寝ているとぐるぐると天井が回るような症状は「回転性めまい」。

何かふわふわとういているような感覚になる症状は「動揺性めまい」になります。

肩こりにが原因で起きるめまいは、動揺性めまいがほとんどです。

これは冷え性、貧血、血行不良などが原因で起こる肩こりに見られます。

 

問題なのは回転性めまいの場合です。

回転性めまいは「メニエール病」などの病気である可能性があります。

メニエール病の主な症状は、ぐるぐると視界が回る、耳鳴り、吐き気といったものです。

この疾患を治すには専門医の指導、治療薬が必要になってきます。

めまいが長く続く、頻繁に起きるという場合は、早めに神経内科に相談することをおすすめします。

また、めまいで考えられる他の疾患として

 

・突発性難聴

・良性発作性頭位めまい症

・前庭神経炎

等があります。

 

めまいがする時の対処法

自宅でめまいがした場合、無理をせずにとりあえず楽な姿勢になってください。

体を圧迫するような衣類をゆるめて、なるべく頭は動かさずに横になりましょう。

そしてスマホやテレビなどは見ずに、目を閉じて安静にしてひとまず落ち着くのを待ちましょう。

 

外出先でめまいに襲われた場合は、一旦立ち止まり、めまいが少し落ち着いたタイミングで周りに座れるところがないか確認しましょう。

座るところがあればすみやかに座り、なければ道の端に寄ってしゃがみ込み、なるべく転んだり倒れたりといった事故が起こらないようにします。

そのまま少し様子を伺い、動けるようならゆっくり休めるところに移動してください。

もしも動けなければ、周りの人に助けを求めましょう。

ご家族の方と連絡が繋がるのであれば、迎えに来てもってください。

 

まとめ

 

お伝えしたように肩こりは、頭痛、吐き気、めまいといった症状が伴うことがありますが、肩や首のコリ以外の症状が頻繁に伴う場合は危険な病気のサインかもしれません。

そのような時は自己診察で判断せずに、一度病院で診てもらうことをおすすめします。

 

もう一度お伝えしますが、頭痛の場合は神経内科や脳神経外科。

吐き気の場合は総合病院の内科。

めまいの症状では基本的に神経内科を受診してみてください。

また肩が痛くてたまらない場合は、整形外科へ診てもらうとよいでしょう。